ストーカー対策ガイドブック
ストーカーの心理
執着
ストーカー行為は、相手のことをもっとよく知りたいという気持ちから始まります。もちろんこれは人間であれば誰しもが抱く恋心の始まりと何ら変わりはありません。
しかしこれが普通の人と違うのは、欲求が次第にエスカレートしていくことにあります。相手の家まであとをつけたり、職場や学校の場所や通勤や通学に使用する乗り物の時刻まで調べ始めたりします。
そうなると今度は相手の一日のスケジュールをすべて把握しなければ気が済まなくなってきます。そしてターゲットとなる相手の対人関係から趣味、食べ物の好みに至るまで綿密に調べ上げます。こうして相手のことを調べれば調べるほど、今度は自分がターゲットである相手のことをこの世で一番理解していると錯覚を起こしてしまうのです。
ストーカーは自分の内向的で消極的な部分は完全に無視して、ターゲットとまるで恋人同士であるかのような気分に浸ります。この段階が過ぎると今度は相手に対しても自分のことを特別に思って欲しいという欲求を持ち始め、相手に自分のことを記した一方的な手紙を送りつけたりします。もちろんこの気持ちが受け入れられることはありません。
ストーカーの行為そのものが不気味なものだという自覚すら持っていないので、受け入れられないことに対して怒りを覚えるようになります。こうなるとストーカー行為はどんどんエスカレートし、暴力的な手段に出たり、行為そのものが凶暴化してしまうことになったりもするのです。
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