ストーカー対策ガイドブック

ストーカー規制法とその限界

規制法の限界:結論

前の項でストーカー規制法には限界があると説明しました。実のところ、この法律が施行された後でも警察が速やかに対応してくれないというケースも少なからずあるようです。

もちろん具体的に、親身になって相談にのってくれるケースも多くありますし、対応窓口を設けているところも多数あるようです。実際、この法律によって事態が解決した事例もたくさんありまし、この法律によって救われた人も少なくないはずです。

しかし、人間が抱く感情とは深く複雑なものです。ストーカーはその感情につけ込んでくる犯罪であるところが恐ろしいのです。警察は公的機関であるため、どうしても人間一人一人の感情の奥深くまで介入することは難しいと考えられます。

自分がどれほどストーカーに苦しめられ、傷つけられたとしても、それが第三者に目に見えてわかるような状態や事件とならない限り動くことができません。大切なのは、できる限り自分の身は自分で守るということです。

普段から警察や法律には限界があるということを認識して守らなければならないものとの距離を知り、状況を的確に判断して防衛手段や対策を講じなければなりません。ストーカー被害に遭ったとしても、慌てふためいて恐怖に脅えるだけでは相手の思う壷です。できるだけ冷静さを保ち、根気よく証拠を集めていつでも法廷で戦えるよう構えることが重要であると言えます。つまり自分は、あらゆる意味での弱い一人の人間であると言うことを知っておく必要があるのです。

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